2024/11/28 17:33
皆さんこんにちは!
朝晩もかなり冷え込み、いよいよ本格的な冬到来って感じになってきましたね。
気温が低くなってくるとともにやってくるのが、ハチミツの「結晶化」なのです。
ハチミツの容器の中に白い粒々が見られたり、白く固まってジャリジャリとした食感にること。
この現象こそがまさにハチミツの「結晶化」なのです。
皆さんも一度は経験されたことある方も多いと思います。
今回は、その「結晶化」の原因や対処方法など少しお話したいと思います。

🔳 ハチミツが結晶化する原因は?
結論から申し上げますと決定的な原因はございません。
ただし、結晶化する要因として考えられる事はいくつかございます。
①低温
ハチミツは温度の影響により結晶化することがあります。
常温保存していたらいつのまにか白くなっていたという経験はありませんか?
ハチミツは温度が低下すると結晶化しやすくなり、13℃~14℃の温度帯から最も結晶化が進むと言われています。
そのため、気温が下がる冬場は15℃以上の環境の常温で保管すると結晶化しづらいです。
②糖の性質
ハチミツに含まれるブドウ糖には、結晶化しやすい性質があります。
ハチミツに含まれる糖質のほとんどがブドウ糖と果糖です。
特にブドウ糖には個体に戻りやすい性質があるので、結晶化しやすいということになります。
③振動
ハチミツに振動が加わると結晶化しやすくなります。
それは、ハチミツの中には、ミツバチが蜜を採取するときに紛れ込んだ花粉や、ハチミツの充填時に入る細かな気泡に振動が加わると、結晶化が促進され形成されるという事も考えられています。
🔳 結晶化したハチミツを戻す方法
①湯煎する
代表的な例に湯煎があります。
ただ注意していただきたいことがひとつあります。
それは湯煎する時のお湯の温度です。
ハチミツは高温になるとハチミツに含まれている150種類以上の栄養素が壊れてしまいます。
50℃を超えるとその栄養素が壊れていく恐れがございますので、推奨温度は45℃~50℃。
とは言え、なかなかその温度をキープして湯煎するのも手間暇かかりますので、もしIHで温度調節できるものがございましたら、あらかじめ45℃~50℃に設定していただき数時間キープしていただきたいと思います。
※(湯煎時間は結晶の具合によります)
ちなみに、一部では、電子レンジで温めると良い。という事も報じられおりますが、それは絶対にオススメできません。
電磁波によりすべての栄養素が破壊されてしまいます。
🔳 結晶化したハチミツを食べても大丈夫?
はい。
もちろん大丈夫です。
栄養価は損なわれておりませんので安心して食べてください。
中には結晶化したジャリジャリした食感が好きという方も結構いらっしゃいます。
結晶化したハチミツには独特の美味しさがあります。
あと、結晶化したハチミツのほうが甘くて濃厚!と感じられるかたも多いと思いますが、これは脳科学的な錯覚でそう感じるそうです。
ジャリジャリという食感が舌の上に広がり、まるで砂糖を食べている感覚で甘く、濃厚に感じていることなので、結晶化したからといって、糖度が上がっているということは無いのでご安心ください。
ということで、今回はハチミツの「結晶化」について書きましたが、一概に原因が決まり切っているわけでもなく、ハチミツの種類や時期、保管している環境など、様々な環境で変化するので、皆さまが美味しく楽しくいただける方法で食べていただければ良いと思っております。
何か不明な点や、もっと詳しく知りたい!という方がいらっしゃいましたら、メッセージいただけるとお答えさせていただきますので、宜しくお願い致します。
NUMBER HONEY